1ヶ月ぶりの山歩きになってしまいました。せめて2週に1度は歩きたいと思っているのですが、諸事情があってなかなかできません。 山岳会主催の市民ハイキングで裏磐梯の猫魔ヶ岳・雄国沼へ行ってきました。 キスゲが見頃で、湿原の遊歩道は人であふれていました。金沢峠まで小型バスで来れるらしく軽装の観光客も見かけました。しかし、私たちのように歩いて雄国沼に上ってきたハイカーも随分たくさんいて、キスゲの集客力にあらためて驚きました。 しかし、わたしは、キスゲ以外にも小さな花をたくさん見られたことと、ブナの森を歩けたことで大いに満足しました。ハイキングにしては12Kmもあって、他の参加者は大丈夫かなと心配したのですが、全員最後まで歩き通しました。アップダウンが少ないので疲労感は少なかったようです。紅葉の季節にあらためて訪れたいコースでした。このコースでは杉や檜を見ませんでした。
ルート
ルート数値 距離12.2Km 標高差 (+485m, -803m) 所要時間 6時間00分(休憩込)
行程 八方台登山口-(65分)-猫魔ヶ岳-(20分)-猫石-(80分)-雄国沼休憩舎-(25分)-湿原木道-(20分)-湿原木道-(25分)-雄国沼休憩舎-(75分)-雄子沢登山口
経過
8:30頃、八方台登山口に到着。駐車場はほぼ満車状態。路肩や少し離れた駐車場を利用する人もいました。トイレも完備していてよく管理されているようで、警備員もいました。晴れ。雲多し。磐梯山方面に上る人も多いが今日は雄国沼のキスゲを目指す人が多いかも知れない。
9:05 歩き開始。緩やかな登りが続く。 1時間強で、猫魔ヶ岳に到着。ガスに覆われて眺望無し。
休んで居ると、かすかに、檜原湖が見えてきた。猫魔ヶ岳には一等三角点もありました。
猫魔ヶ岳から20分で猫石です。
少しガスが取れてきました。 猫石から西方向の眺望です。中央のなだらかな頂上が古城が峰です。北西方向には、雄国沼が見えます。黄色く見えているのがキスゲに覆われた湿原です。見事です。楽しみです。
雄国沼目指して北西方向に下りて行きます。その下りはブナの森を行くすばらしいルートでした。 小さな沢を5つぐらい渡りますが、歩き安いルートです。 猫石から1時間で湖岸に下りてきました。歩道脇にはすでに多くのハイカーが休んでいました。
雄国沼休憩舎で休憩です。ここにも大勢のハイカーが休んでいました。
休憩後、湿原を目指しました。その林道脇にも小さな花を見ることができました。 湿原には木道が設置されていて一方通行になっています。雄国沼の向こうには猫魔ヶ岳・猫石が見えています。
木道から南西方面の遠景。雄国沼を外輪山のように山脈が囲んでいます。この尾根を周回するのも楽しそうです。
休憩舎に戻って、雄子沢登山口に向かって、緩やかに下っていきました。休憩舎裏手に水場があり、沢を渡りましたが、それ以降は沢ははるか下を流れているようなのですが、沢の流れを見ることもなく、休憩舎から約70分で登山口に到着しました。少し雲行きが怪しくなりましたが何とか降られることなく歩き終えました。
多くの花を楽しむ事ができました
猫魔ヶ岳への登山道で見た花
ツクバネソウ。4枚の葉です。一見、エンレイソウ?。しかし、エンレイソウは3枚葉なのだそうです。
猫魔ヶ岳山頂付近
猫石からの下り
ミズキ。クマノミズキというのもあるそうですが、葉が対生でやや細長いとか。これは、互生のように見えるのでミズキでしょう。 残っていたアブラツツジ ガクウラジロヨウラク。ガクが長いので。
ウラジロヨウラク。ガクははっきり見えません。
雄国沼湖岸にて
ノアザミ。オニアザミ?。オニアザミは下に垂れるように咲くのだそうです。なぜか親しみを覚えます。ヒオウギアヤメ
よく見る野の花です。アカツメクサ。花じゃないけど、楓の実?。きれいです。 白い花 。オオヤマノフスマのようです。
ピンぼけですが、オククルマムグラ。ミヤマハコベのようです。
ヘビイチゴの仲間のようなのですが、よく判りません。
コナスビ。命名者は関西人なのでしょうか?私は「なすび」派です。
湿原にて
キスゲ サワラン(アサヒラン)。奧鬼怒沼以来です。 トキソウ ヒオウギアヤメ